資金不足で銀行に融資の相談をする前に~融資か返済猶予か~
さいたま市浦和の資金調達・財務改善サポートセンターです。
資金調達・財務改善サポートセンターはその名の通り「銀行」の「融資」を検討している企業様の「サポート」をするためにサービス提供をしています。
ただ、融資を希望しているからと希望通りに銀行を紹介したり、融資制度をご案内するだけではありません。融資が最善策なのか、もしくは返済猶予を検討するべきなのか判断するために、事業状況をお伺いして、その企業様にとって一番良い対策や手段をご案内します。
なぜ融資が必要なのか知る
先週、資金調達・財務改善サポートセンターのHPをみて、建設業の会社様が融資相談に来られました。その会社様の話をお聞きしますと、資金が足りなくなる要因のうち2つが該当していました。
資金が足りなくなる「3つの要因」
1つ目が、追加工事による赤字です。
2つ目がコロナによる売上減少です。
この会社様は3月決算ですので、銀行に最新の決算書を提出して、融資を申し込んだところ、赤字が大きいので融資ができないと言われたそうです。
対応策は融資か返済猶予か
対応策として、
- 追加工事でかかった原価を数字で説明した上で、今期の事業計画を作成する
- 今期が黒字の計画が立てられない場合は、黒字化の目途がつくまで返済猶予(リスケ)をお願いする
ただし、返済猶予(リスケ)のデメリットは、
- 当分、融資が受けられない
- 返済猶予(リスケ)を申し込むときの提出書類が多い
- 他の金融機関と調整しなければならない
返済猶予(リスケ)のメリットとしては、銀行に返済しない分、資金が残る事です(形を代えた資金調達です)。
金融機関も、「消極的な」金融支援と捉えているので、理由が正当であれば、大概、返済猶予(リスケ)を受け入れてくれます。
資金調達・財務改善サポートセンターは、融資の相談だけではなく、返済猶予(リスケ)のご相談もお受けしています。当社の相談員及びコンサルタントは、公的機関(再生協議会や保証協会等)での財務アドバイザーも務めていますので、通常の会計事務所で相談できない「返済猶予や事業再生」のご相談も受付けています。
まずは無料相談へお申し込みください。
投稿者プロフィール
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1965年東京都生まれ。茨城県で育ち、現在埼玉県さいたま市在住。
獨協大学外国語学部卒業、中央大学大学院経済学研究科前期課程修了、京都大学経営管理大学院上級会計専門(EMBA)プログラム修了。外資系金融機関勤務7年、財務コンサルティング歴17年、税理士業界歴25年。税理士として税理士法人の顧客の税務・経営支援に当たる一方で、財務コンサルティング会社での事業再生と財務支援の経験を生かして、中小企業の経営・ 財務問題に関して年間100件を超える融資相談、銀行対応、及び財務コンサルティングを行っている。
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